野田総理の『小沢氏は党決定に従え』は是か非か2012/05/01 21:07

 野田総理が、小沢氏に党の決定に従うべきとの見解を出した。そもそも、比例代表ではない議員は、特定の党への投票ではない。その議員に対する信任であるから、党議拘束に従わねばならないというのは間違っている。党の公認という手続きによって拘束されるというのであれば、そもそも選挙区という扱いが相応しくない。しかも有権者と立候補者の間には立候補者と党の間の制約条件は介在しない。従って、基本的に議員に対する党議拘束は民主政治と相反するものである。党方針には反対だが、特定の人物に投票する人だっているのだ。
 党議拘束は違憲ですらあると考える。憲法51条に反すると考えるが、文言上反しないという意見もある。しかし、憲法の精神からすれば、違憲であると考える。 

 


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